屋根は上らないと状態が分からない!

屋根は上れるなら目視確認が大事!

住宅の屋根材は多岐にわたり、代表的なものとして日本瓦、洋瓦、スレート瓦、セメント瓦、ガルバリウム鋼板、トタン、アスファルトシングルなどが挙げられます。

お見積もりの現地調査では、建物の立地環境によっては、地上からの確認が困難な場合があります。そのため最低限、塗装が必要な材質か否かの確認が必須となります。お客様から情報をお伺いしながら想定で進める場合やドローンを使用する調査もあります。また足場を組んだ後のお見積りになるケースもあります。この場合では費用が大きく変動する可能性もあるためお客様には理解を得ることが大事になります。近年ではドローン調査が普及していますが、劣化状況の詳細な確認には、やはり人間の目による確認が不可欠です。

但し3階建てになると高さが10m以上になりますのでハシゴで上ることが現実的ではなくなるため、ドローンや足場を組んだ後の確認になることがあります。

 下から見上げただけでは状態が良く分からない

写真のような屋根の状態は、地上からの目視ではコケの付着程度しか確認できません。このような環境下では、屋根材の材質特定は可能であっても、より詳細な劣化状況の把握には限界があります。お客様から工事のご依頼をいただくためには、的確な現状把握と、将来を見据えた適切なメンテナンスのご提案が不可欠です。

上から見た現状

実際に屋根に上ってみると、写真のように旧塗膜が細かく剥がれているのが明確に確認できます。このような状態は頻繁に見られるものではありませんが、築年数が経過した建物に見られることがあります。原因としては、メンテナンス期間が長期間に及んだこと、あるいは施工上の問題が考えられます。

表面の塗膜剥離

事前に十分な調査を実施していれば、経験と状態から適切な塗装仕様を設定することができ、お客様と施工者間のトラブルを防ぐことが可能になり、高品質な仕上がりを実現することが可能になります。見積もり段階において、目視による現状調査が可能な環境であれば目視調査を行うことで後々のトラブルを回避できる可能性が高まります。

劣化した屋根もしっかりとした下地を作ることできれいになります!